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しおP
しおP[2007年12月デビュー]
Introduction
mylistPV系

 08年の昔、アストロP主催の「アイマスB反市」というものがありまして。不人気だった動画の詰め合わせという、考え付いても誰もやらないような企画で、実際未だに誰も引き継いでいませんが。しおPという人は律子のPで、基本的には律っちゃんらしいタイトなビートの曲を踊らせる人なのですが。私が氏の名前を覚えたのは、あ、「チーターガール」の人、こんなこともやってるのか、ということでした。ちなみにB反市に参加していたのは他に曲竹P、moguP、めるりPと08年における錚々たる曲者達だったわけですが。
 氏はダンスPVにおける基礎的な手法に秀でているので、多くの場合、私達は技術論で語ります。が、氏の動画をトータルで見た場合には、そのB反市でもわかるように、乱雑で短絡的な面のある人だと思っています。昨今では、氏が初期には擬似m@sで「N村K太郎トラベルミステリー 東京〜博多 七十二秒の殺意」なんてことをやっていたのを知らない人もいるかも知れませんが。
 律子Pの傾向として、ある程度までは考えるけれど、閾値を一旦超えてしまうと、あとは発想だけで最後まで突っ走る、その結果思惑と違うゴールに辿り着いても気にしないところがあると思っています。ある意味、ニコマスPの一般的な傾向でもあるかと思いますが。そういうPは多作になることが多いけれども、しおPはむしろ寡作なPに属します。それは氏が07年PでL4U以前のニコマスを見てきたからというのもあるだろうし、恐らくは好みというか感覚の面で非常に鋭利で許容範囲が狭いというのがあるのではないかと思います。
 ダンスシンクロにおける基礎体力、計算より発想先行、妥協範囲の狭さ、そういったバラバラのベクトルが交差する時に氏の動画が完成するので、トータルで見たときに乱雑さと統一感の入り混じった矛盾した印象がそこにあるのだろうと。時に視聴者を突き放したような印象を受けるのは、そういう意図だというよりも、むしろそこまで考えていないのだと思います。
 VRFでは多分、ダンスPVを中心にまとめて来るのではないかと思いますけれど。氏のダンスPVをまとめて見れば、鋭利なカットワーク、逆再生やリピートを駆使したダンスシンクロ、実写挿入などの技は初期から完成されていることが理解されると思います。また、それらの技巧が、氏の志向するグルーヴィーで複雑なリズムにダンスを合わせるためのギミックとして奉仕していることがわかるのではないか。氏の多くの動画は、ストレートにダンスを合わせるのが難しい楽曲を選んでいて、そこを乗り越えるための工夫というものが最終的に氏のダンスシンクロにおける特技として収斂していったのだと考えています。【zeit】