review01
review02
R(略)P
R(略)P[2008年7月デビュー]
Introduction
mylistR(略)アイマス作品一覧

 さてレビューを書こうと決めたはいいけど、何書けばいいんだこれ。だって略Pって掴みどころがなくて、というよりは掴みどころが多すぎてどこにフォーカスすればいいのか定まらないんだ。というこの先が不安になる書き出しから始めてみようと思う。
 まずは、R(略)PはニコマスPとしてはおそらく珍しいだろう、いわゆる「○○派」というのを持たないPである。本人の言葉を借りれば「765プロ派」ということになるだろうか。これはもちろん961や876なども含む「アイマス派」という意味合いが強い。
 代表作のひとつ「ロストマン」(現在タイトルは「あの日の背中に、サヨナラを。」に変更)ではプロデューサーを主役に据えるという離れ業までやってのけた。さらにその作風も、時期によって傾向はあるもののキャリアを総括して見るとまったくもって一貫性がない。歌詞を丁寧に丁寧に拾い上げていくストーリーPVから抜けのいい爽快なダンスPV、新素材が来ればジェバンニもしちゃうし疑似m@sでメガヒットも飛ばしちゃう。こんな人どう語れっていうんだ。
 ただ、ひとつだけ揺るがないのは、いつでも略Pはまっすぐだってこと。ストーリーPVでは自身の想いを動画に込め、ダンスPVでは視聴者を無条件の楽しさに引きずり込み、ネタものや疑似m@sでは笑わせられるしかない。
 名前は略してるけど、動画に込めるものは決して略さない。素直にありのままを見せてくれる。それは過去作を見てきた人、そして昨年の彼のステージを見た人ならわかるはずだ。 「教えてあげる」だぜ? しゃらくせえ。だけどそんなしゃらくせえことを真正面から言える人って、そう多くはないんだよ。今回は都合がつかず30分ステージでの登場とはいかなかったのが残念ではあるが、このJAM BOOTHでもきっと僕達を引き込んでくれるに違いない。
 さあみんな、コカ・コーラ片手にその時を待とうじゃないか。【卓球P】