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review01
七夕P
七夕P[2008年7月デビュー]
Introduction
mylist七夕の作品

きっと優しい人なんだろう、と七夕Pの動画を見るといつもそう思う。

ある意味、伝統的なアイマスPV系MADの全てを一身で体現しているようなプロデューサーだ。
2007年3月にその黎明を見、既に2007年末から2008年前半には爛熟期を迎えつつあったニコマスが七夕革命で新たな門戸を開放した時に、その象徴のようにしてデビューしたこのプロデューサーは、表現の手法を次々と広げながら様々なジャンルのPV系MADを魅せてくれた。
七夕Pの動画は一作一作に明確な製作意図を持っていて、それを確かな技術で、しかもクリティカルに表現しきってくる。その一つの作品としてのパッケージング力、総合演出力、そして完成度に置いてニコマスのプロデューサーの中でも比類の無い、全く稀有な存在だと思う。
「発想と映像を繋ぐ事の出来る力」がある、と何時か感想で書いた事があったけれども、勿論、七夕Pはその為の技術を、一つ一つ、丁寧に、先達から吸収しては積み重ねていったに違いない。
そしてそれは多分「アイドルマスター」とその「アイドルズ」を「アイマスMAD」と言うステージでプロデュースする。と言う事への人一倍の真摯さ、誠実さがあったからこそ為し得た事だったのだろう。多分それが故に、七夕Pは自らのステージで、ここまで自由自在にアイドルを表現しきる事が出来るのだ。

うん、こうして見ても、成る程、確かに七夕Pは敏腕プロデューサーだ。
でも、話はそれで終りじゃない。冒頭に書いた通り、七夕Pの、その真摯さ、誠実さの奥から滲み出て来るような、繊細さや優しさ、それを動画から感じる事が出来るからこそ、僕は七夕Pの動画が大好きなのだ。

特に好きなのは「A Happy Life 」だ。この動画には実は七夕Pの動画の全てのエッセンスが詰まっていると勝手に思い込んでいる。遊び心に溢れたエフェクトの楽しさも、曲を捉える滑らかなダンスも、無駄を切り詰めたシャープな演出も、曲の深奥を語るドラマティックな構成も、そして動画全体を包むのそ繊細さと優しさも。岡崎律子さんの透明感のある歌声と一緒に、僕の心にしんしんと、静かに深く響いて来る。この余韻。
きっと「YOU'RE MY BEST FRIEND」で気負いが取れてから作った、この動画から七夕Pの全てが始まっていると思うのだ。

昨年、アイマス2前夜の葛藤の中で綴られた七夕Pの繊細さと優しさの溢れたあのステージ。そして、新たなアイマス2の世紀を「明日の彼女たちの天気は」と言う傑作で彩ってくれた今年。アニメアイドルマスター、PS3版アイマス2、そしてG4Uと活躍の幅を広げるアイドルズの年末ここ一番のステージを七夕Pがどうプロデュースしてくれるのか。アイマスMADのその先を、一緒に見届けようじゃありませんか。【鴉】