Introduction
mylist:アイマスで作ったもの
島Pが映し続けてきたのは、一貫してアイドルの躍動であったと言えるでしょう。
2009年の年末にそっと置かれたマイルストーンであるそれぞれの-i-の頃から、ダンスモーションに対するPの卓越した審美眼は際立ったものがありました。初期においては、グルグルことEyes turn if it is enclosed by such girlsに代表されるように、そのモーションの魅力がかえってディスプレイ越しの距離感を抉り出す迫力をも孕んでいました。
時を追うにつれてその作風はよりフィジカルに、より直截にステージ上のアイドルを活写する方向性へと変化してきました。その過程で洗練を重ねたライティングとカッティングにとって、アイマス2=センシティブトゥーンの到来はまさに好機であった、というのはワンダーウーマン以降のライブパフォーマンスをご覧になれば一目瞭然でしょう。ディスプレイの奥にその手をねじ込んで鷲掴みにするような、圧倒的な臨場感が実現しています。
その島PがいよいよもってVRFというステージに乗り込んできます。ライブステージとなればやはり最近のような強烈なダンスMADと連想してしまう所ですが、初期の触れれば砕けそうに繊細な映像美にも郷愁めいた期待をついつい抱いてしまいます。いずれにせよ、そのステージははじけるようなPの躍動を思うさま見せつけてくれるものとなることでしょう。【ガラクタ】
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