今年６月、手描きでリップシンクロと言う愛ある技術で力強く感傷的な歌い上げる系春香さんＰＶを世に送り出し、コアな春香さんファンの心を一気に鷲掴む峻烈なデビューを果たしたラフタイムP。
２作目『小フーガ ト短調 BWV 578』でクラシックジャズのピアノ連弾をヴァンパイア１本の緩急長回しとカッティングで見せきると言う尖ったダンスＰＶを見せたかと思いきや、KAKU-Tail Party 6、達夫合作ではベテラン勢に一歩も引けを取らない鮮やかなエフェクトＰＶで爽風を吹き込み、最新作『iM@S_TEST_REEL“IDOLS”』ではついにりんごPをリスペクト。とても今年デビューの新人Pとは思えないテクニシャンぶりには驚きを通り越して、最早呆れるばかりです。
まだまだその才能の一端しか見せていないかに思われるこのＰは、果たしてＶＲＦではどんな驚きを生み出してくれるのか。２０１１年から２０１２年へ、「その先」を見てみたいプロデューサーです。【鴉】